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ラグビーに、もっと科学的視点を [ラグビー関連イベント、情報など]

先日、「ラグビー愛好日記」のにこんな記事があった。

それは、運動生理学、運動医学、運動力学を学んだ野球人、手塚一志氏の話だ(野球人とラグビー人の交錯)。
この記事を読んだとき、ラグビーも、こういった方法を早く取り入れる必要があるのではないかと、もどかしくなった。ただでさえ、世界から遅れているのである。日本人が小さい体でどうやったら、大きな選手を相手に勝つかという活路は、こういった方法から見出せるのではないかと思う。

昨年のオリンピックで、メダル獲得数が多かった理由には、徹底的に科学的な分析をしたからだそうだ。残念ながら、その詳細を書いた記事は手元にはないのだが、「AERA」に載っていた。

ラグビーというスポーツは、激しいが、小さな選手が大きな選手をタックルで倒すこともある。
スクラムやモールなどでは、いかに有利に押し切るかという駆け引きがある。
1対1の勝負では、どう相手のディフェンスをかわすか。また、相手のディフェンスの人数をいかにして減らし穴を作りトライを奪うか。

スクラムにしろモールにしろ、力(エネルギー)の量と方向をどう集約して相手に押し勝つかということ。これはまさしく、運動力学、物理学(ベクトル)の世界なのだ。
これらを科学的に分析をすれば、選手がどう動けばいいかということもお互いに共有することができる。

 

以前、「RUGBY PLANET」で次のような特集があった。
まず、今シーズンの東芝府中のモールは、“魚”をイメージしていた。相手の力をかわしつつ、自分たちがいかに効率よく少ない力で相手を崩して進むか。これは、なかなか利にかなった方法だと興味深かった。

また、ジャパンのスコッドにも選ばれた、法政大学のSO森田のキックは、足にボールが当たり、そのボールが飛び出す発射角度が45度という、まさに最長飛距離を出す理想的な角度だった。これには、驚いた。

 

手塚一志さんという素晴らしい頭脳をもった方がいるならば、ぜひともラグビーにも知恵を拝借するべきだ。

運動生理学では、時系列的な体力の消耗の仕方。プレイ中の身体の中では、いったい何が起こっているのか?
運動医学からは、ゲームのどんな時にどんな脳内物質、ホルモンが増えたり減ったりしているのかを調べてみるのもいい。

さらに、他競技を取り入れたトレーニングも有効だろう。
以前、神戸製鋼は大西一平氏がキャプテンの頃、相撲を練習に取り入れていた。この頃の神戸は、自陣22mライン内側に入られてからのディフェンスは、腰を低く下げてドッシリと相手を受け止めて、守り抜いていた。あれは見ていて圧巻だった。

柔道もタックルに応用できるかもしれない。投げ技や受け身を知っていれば、怪我も少なくできるだろう。また、相手をタックルして倒すときにも、有利に倒すことができるかもしれない。

こうしたことを科学的にひとつずつでも実行していけば、日本のラグビーは今よりもずっと強くなれるのではないか?


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IXY-nob

後半のご意見は村上さんのものよりも具体的で鋭い内容のように思いました。日本ラグビーを科学的に発展させて行きたいですね!
by IXY-nob (2005-03-06 21:54) 

サファイヤ

IXY-nobさん
早速、コメント、nice!ありがとうございます。日本のラグビーは、もっと強くなると思うのです。JRFUが、そのことに気づいてないのか、トロトロしていて感覚が鈍いのか。もう、じれったいのですよ。
by サファイヤ (2005-03-06 22:04) 

sponta

私は古武道の甲野氏
http://www.shouseikan.com/

の体のさばき方がラグビーの動きに活用できると思い、あるチームに働きかけたことがありますが、なしのつぶてでした。

私の娘の小学校にお子さんを通わせている元オールブラックスの選手に、日本の文化を教えるためにもいいと思ったのですが、達成できませんでした。

なかなか難しいものです。
by sponta (2005-03-08 10:45) 

sponta

科学とは西洋発想のアイデアですから、それをついづいしていたら、世界では勝てないと思うのです。
by sponta (2005-03-08 10:46) 

サファイヤ

sponta様
コメントありがとうございます。なるほど、なしのつぶてでしたか。それは、残念です。そういう排他的な発想をしていること自体、日本のラグビーが強くなれないひつとの要因かもしれませんね。
現在において、科学は西洋発想のアイデアとは思っていません。世界共通の発想だと考えています。
科学さえも取り入れてない日本で、では、何をどうしたら、世界で勝てるようになるのでしょうか?
日本特有の文化と科学とを上手く融合させれば、世界でも戦えると思うのです。問題なのは、この両方について『何もしていない』ということです。
by サファイヤ (2005-03-08 21:48) 

参明学士/PlaAri

TBありがとうございました!
なるほど、科学的な視点ですか。仰るとおりだと思います。ラグビーに限らず、人間にとって理に適う手法を採るということはとても重要だと思いますね。科学には2種類あって自然科学と、社会科学があるわけです。そのどちらをも駆使して優秀な集団を育てていくことで素晴らしいラグビーチームも出来上がるのではないかなと思っています。
あとは選手のモチベーションという課題もあるでしょうから、精神的分野での修練の方法も考えておくべきことなのかもしれませんね。
こちらからもTBさせて頂きます~。
by 参明学士/PlaAri (2005-03-30 11:25) 

サファイヤ

>参明学士さん
TB、コメント、それにnice!、ありがとうございます。
ラグビーに限らず、日本人は科学=理科系という変な拒絶反応をする傾向がありますね。でも、科学は面白いし、生活していても活用されていることが沢山あるわけです。
日本のラグビーは世界から遅れています。でも、やり方次第では、もっと強くなれる潜在的なものがあると感じています。だから、負けているジャパンを観ると、もどかしくなりますね。
科学的知見が土台にあり、その上で「気持ちで負けない」タフな選手になるよう導いていくのが、コーチの役目だとも思います。
by サファイヤ (2005-03-30 21:36) 

サファイヤ

>参明学士さん
いいヒントをいただいたので、再度、お返事いたします。

>自然科学と、社会科学があるわけです。そのどちらをも駆使して優秀な集団を育てていくことで素晴らしいラグビーチームも出来上がるのではないかなと思っています。

同感です。この記事での科学は、「自然科学」という視点から書いています。しかし、それと合わせて、人間の行動やモチベーションの測定をするには、「社会科学」は必要ですね。
by サファイヤ (2005-03-31 00:47) 

まじん

もう既にご存知かもしれませんが、神戸製鋼の野澤選手は古武術を取り入れようとしています。ブログに記事がありました。初動負荷理論というあのイチローもトレーニングに取り入れている方法論も実践しているようです。期待できますね。ちなみにこの初動負荷理論の提唱者の小山先生は天理高校を指導していたことがあって、今も指導しているかどうか知りませんが天理の野球部やラグビー部はそのときに優勝してます。また、手塚さんの方法論は阪神が星野監督で優勝したときに田淵コーチが打撃に取り入れていたと何かの本で見ました。古武術と初動負荷理論は相容れるところが直感的にあるような印象を受けるのですが、古武術の甲野先生は手塚さんの理論とは反対のことを言っているようですが、方法論はともかく、アプローチの態度ですよね。良いと思われるものはどんどん取り入れないと。そのような風土のある神戸製鋼にいる野澤選手に期待です。
by まじん (2005-04-10 00:27) 

サファイヤ

>まじんさん
コメントありがとうございます。なんだか、期待がもてますね。野澤選手の古武術の記事は読んでいます。野澤選手自身も、なかなか言葉で表現するのに苦労をされているようですが、私もラグビーにも応用できることだと感じました。

>アプローチの態度ですよね。良いと思われるものはどんどん取り入れないと。

そうですね。それが科学的にしろ、古武術にしろ、何かをやろう、取り入れようとする姿勢が重要だと思います。野澤選手は自分なりの目標を見つけたようですね。

「野澤武史の議」=古武術 甲野善紀先生=より引用
先生は一つの動作を求める時に一ヶ所だけを動かすのではなく全身を少しずつ動かす。また、動作を混ぜるのではなく一つ一つの動きを別々に、そして一気に行うのだ。

これは、一つひとつの動きをしっかりと意識しつつ、無駄のない流れるような動きを目指しなさいってことなんでしょうか。野澤選手にはぜひともこの動作を身につけて、ラグビーのプレイにも生かして欲しいものです。今後の野澤選手のプレイに注目です。
by サファイヤ (2005-04-10 18:30) 

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